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はじめてよかった公文式

はじめてよかった公文式

「くもんにいくもん!」のコマーシャルでおなじみの「続けてよかった公文式」や「はじめてよかった公文式」といったキャッチコピーでも知られている公文式は、幼稚園児に入園する前の子どもから、大人まで学ぶことができるテキストになっています。幼稚園に入る前に、まず鉛筆の持ち方からはじまり、線を引いたり丸をかいたりすることから始まる公文式ですが、最終段階のプリントなどは難解そのものです。数学のP教材では「行列の定義と加減」を扱い、それよりさらにR教材からは大学教養課程相当コースもあるほどです。

KUMON

公文式の本部は大阪にあります。昭和33年(1958年)に大阪数学研究会として設立されています。高校の数学教師だった公文公(くもん とおる)が、自分の小学校2年生の子どものために自作で算数の計算問題をつくったことが、「公文式」の始まりです。そして「ひとりでも多くの子ども達の可能性を伸ばしてあげたい」と大阪に事務所を開設して、公文式学習法をフランチャイズ展開していき「公文式」の本格的な展開が始まりました。

「KUMONロゴ」の “O” の部分が顔になっていますが、愛称「THINKING FACE」です。この “顔”の部分は、子供や保護者、KUMONの先生やスタッフ・社員といった、関係者全員の顔になっていて “考え続け成長する” ということを表現しています。また背景のきれいな空色は「知性」や「誠実さ」を意味していいるとともに “空の下世界はひとつ!” といった気持ちをメッセージしています。このデザインは2001年に no problemの米村浩さんによってデザインされました。

フランチャイズ方式を展開して以来急激に教室数を伸ばして、日本では全国の人口密集地の色々な場所に教室が開かれています。主に自治会室やフランチャイズオーナーの自宅、貸し教室、空き部屋などで開かれていて、人口密集地では1つの小学校区に数教室あるところが多くなっています。地方の教室が開かれていない地域の生徒向けには教材を郵送する通信教育システムがあります。

現在は日本だけでなく、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ、東南アジア、韓国、台湾、香港、中国大陸、アフリカ、オーストラリアなど48カ国・地域に教室を展開しています。

KUMON式教育理念

「個々の人間に与えられている可能性を発見しその能力を最大限に伸ばすことにより健全にして有能な人材の育成をはかり地球社会に貢献する」。それは個々の生徒の能力と可能性を見極めて、能力の発達段階にもっとも適した教育を行うということです。

また一人ひとりの能力差の実態を知ることの大切さと、どの子どもにもそれぞれ伸ばし得る教育の方法があることを確信して実行することで、次の時代が要求する人類の進化の歴史を委ねるにたる創造性豊かな人材を育成することを教育理念として掲げています。

KUMON式の特徴

教室には週に2回程度の通塾になります。個人別の自学自習プリントを配布されて、学年に関係なく生徒のその時の実力に応じた学習をする無学年式学習が特徴になっいてます。そのため伸びる生徒はどんどん先の学習に進め(先取り学習)、逆にきちんと理解していない。または定着していない生徒には学年を下げた内容を繰り返し練習することができます。

教材は、公文公・前会長が自分の子供のために作りはじめた計算プリントが元になっています。本人の実力に合わせてどこからでも始められる算数教材は、特に学校の授業についていけなくなっている子供にとって、大きな救いになりました。学力をチェックして、どこでつまづいているか割り出します。そしてつまづいている少し前の楽にできる箇所から再学習することができます。

算数や数学は文章題はほとんどとないので、計算が主体になっている算数のプリント構成になっています。また図形が取り上げられることもほとんどないプリントになっています。

「数学のあれもこれもできるか。まずは、計算力を突破口にするのだ」というのが、公文式をはじめた公文公の長年の口癖で、とにかく「計算力」を充実させることがなによりと理念から、計算力を特化するべくプリントを進めていきます。

公文式は算数から始まりましたが、読解力と読書力養成(算数で言う文章題にも対応)を主眼とする国語や英語(外国語)の教材も開発されています。特に英語に関しては、プリント(幼児向けはワークブック)学習だけではどうしてもカバーできないリスニング・スピーキングといった分野が出てきてしまうため、それに対応するためにかつては音声カードやCDを使用していましたが、現在は英語専用タッチペン(新規入塾生は必ず購入)を使用して、対応のワークブックやプリントに印刷している音声マークを触ることが出来る。英語専用タッチペンでタッチすると、音声が出てきます。

プリント1枚ごとに採点されます。そして全部できたら100点をもらいます。もし間違った箇所があれば、訂正箇所を解き直しをしてから100点をもらうようになっています。このシステムによって「次も100点取れるようにがんばろう」と生徒のやる気をアップさせているといいます。

毎日の学習はプリント

  • 1.各生徒の学力に応じたプリントの配布します。1回5枚程度。
  • 2.解説を見ながら各自で問題を解いていきます。
  • 3.採点者のところへ、プリントを持っていき採点してもらいます。
  • 4.やり直しをして、すべて正解できたら次の段階のプリントをもらいます。
  • 5.解説を見ながら各自で問題を解いていきます。
  • 6.宿題プリントをもらいます。1日5枚程度のため、休む時には日数分のプリントをもらいます。
  • 7.自宅で問題を解きます。
  • 8.次の回に、宿題でもらったプリントを教室に持っていき、問題を採点してもらいます。

このようにプリントを繰り返し、繰り返しこなしていきますがだんだんと問題は難しくなっていきます。単元毎に修了テストがあり、時間内に問題を解き規定の点数を取らないと次の段階に進むことはできません。修了テストを終えて合格すると、またひとつ上の単元へと進んでいくので学年相当より上の学年の勉強をすることができます。

自分の学年より3学年進んだ生徒には、年に1度表彰式がありトロフィーを貰います。そのトロフィーをもらうことが、子どものやる気=モチベーションに繋がるので、子どものやる気を高める手段のひとつになっています。

ただし、公文式の場合は宿題をこなさないと、先に進むことができません。宿題をしてプリントをこなし、定着することで次の段階へと進むことができるので、宿題をこなすためには家庭の協力が不可欠になります。宿題をこなすことが負担になり、教室で5枚程度のプリントをするだけなら、ずっと同じ部分をやることになるため、いかに宿題をやるか。というのが公文式学習で成功するかどうかの決め手になります。

KUMON式の弊害

公文式で先取り学習をさせたいがために、子どもに膨大な量のプリントをこなすことが子どもにとっての負担となり弊害が言われることもあります。また先取り学習でどんどん先に学習を進めたことで、学校の授業をきちんと聞かないといった声も聞かれています。

また先取り学習で先に進めても、子どもは忘れてしまいます。先取りで進めた結果、学校で習っている所を忘れてしまいやり方を忘れた・・という時には、必ず前に戻って振り返り学習をすることで、記憶を呼び戻すことができますが先に進みたい気持ちが強い場合、振り返ることを嫌がる子どもが出てくるためこのあたりが指導者によって代わってくるので、フランチャイズということあるため指導者を選ぶことも公文式ではとても大事なポイントになるでしょう。